ワーキングメモリー
- 2011.11.22
- 語り
こんにちは 副園長 綴喜です。
今日は「ワーキングメモリー」についてお話しします。
ワーキングメモリーって何?
簡単に言いますと「脳のメモ帳」の役割を担うものです。
頭の中で一時的に記憶を保管して、必要なときに使うもの。
私たちが普段何気なく使っている機能なのです。
その脳のメモ帳機能をもっと機能的にする活動。それがワーキングメモリー活動なのです。
どんな活動かと言いますと・・・。
たとえば
上の図のような「赤丸カード」(日の丸ではありません。)を見せます。
そして、青丸カードや緑丸カードなど、ランダムに見せて、
「赤がでたら、手をたたく」という反応をします。
子どもたちは、よく見て判断し、反応するのです。
この活動がどういったことにつながるのか。
記憶を脳の中にメモする脳力が上がる。普段、私たちが人と会話をしているときも自然と行っているのです。
相手の話を聞く→自然と記憶する→答えを考える→話をする。
この一連の動作だけでも、たくさんの情報を一時的に記憶していなければ、会話は成立しません。
ですから、ワーキングメモリーの脳力が下がると、会話が成立しない、話を理解できないなど、コミュニケーション力に大きな影響を及ぼすのです。
・ワーキングメモリーが低下すると・・・。
1、読解力の低下
2、計画性の低下
3、コミュニケーション力の低下
4、注意力散漫
など、「生きる力」となる基礎基本が育たないのです。
私たちの目的。それは子どもたちに生きる力を育てること。
そのために、これからも幼児教育を学んでいきたいと思います。